みなさま、こんにちは。さとりです。
ここでアニメの話を書こうか悩みましたが、何せ無職期間の一番の思い出ですから、書かせてください。
ARIAというマンガが好きすぎて、ARIA the AVVENIRE（映画）に６回７回行きましたので、その記録を残します。
今大変人気らしいですので、もし今から行かれる方は、ネタバレ感想もありますが、是非読んでいただければと。
書き散らしているので、かなり長いですが。
（※10/31 追記…今、色紙を数え直したら、６枚じゃなくて７枚ありました…なんと私、７回も見に行ってるみたいです…修正します）
ARIAとはなんぞ？ ヒーリングアニメ、らしいけども……
みなさまはARIAというマンガをご存じでしょうか。
巷では癒し系、ヒーリングアニメ、正しい百合（Mつん、談）などと言われていますが。
私から言わせてもらえれば、立派な「職業ネタ」マンガ（アニメ）です。
もちろん、癒し系な話もあるので、間違ってはないんですけどね。
ざっくりとあらすじを言うと、テラフォーミング*1された火星（アクア）のネオヴェネツィア*2を舞台に、地球出身の女の子「水無灯里」ちゃんがウンディーネを目指してアクアにやってくる、という話です。
このウンディーネというのは、ゴンドリエーレの女性版で、ヴェネツィアのゴンドラを漕ぎながら観光案内をするというアイドル的職業なのです。
ウンディーネには、職業レベルに応じて「両手袋（ペア）」、「片手袋（シングル）」、「手袋なし（プリマ）」という階級があります。
見習いは両手に手袋、試験に合格して実力が付くほどに手袋が外れていく、プリマでないと一人でお客さんをとってはいけない、というルールがあり。
見習いウンディーネは皆、プリマを目指して日々練習をします。
そして、ペアには（シングル時代も引き続き）プリマの先輩が指導員としてつきます。
各階級への昇格試験はその指導員の先輩が行って、習熟度を見て、合否を判定します。
主人公の灯里ちゃんには、アリシアさん。
友だちの藍華ちゃんには、晃さん。*3
後輩のアリスちゃんには、アテナさん。
という風に、それぞれ指導員の先輩がいます。
ちなみに、先輩たち３人は「水の三大妖精」と呼ばれていて、業界トップのプリマでもあります。
基本主人公の灯里ちゃん視点で物語が進むのですが。
マンガなので、たまに主人公というか視点が変わり。
時々先輩の過去話が出てきます。
私は先輩の過去話が大好き。
ARIAを知ったのは原作マンガの最終回より後なのですが、当時私も後輩を指導する立場にあったため、先輩に感情移入し、そして先輩の過去にも感情移入しました。
私が特に好きなのは、晃さん。
好きな話はいっぱいありますが。
ベスト２は……
晃さんがひとりだけプリマ昇格が遅れてシングルに置いていかれたときの焦燥感の話。
あと、グランマ（アリシアさんの大先輩で、プリマ引退最年長記録保持者であり、業界全体に与えた影響力がすごい人。なので、グランドマザーと呼ばれている）が、アリアカンパニーを作った話。
このふたつが私の中で最大にして最強に好きな話。
あと、先輩話で好きなのは、
アリシアさんは絶対に灯里ちゃんをしからない話とか。
アテナ先輩は後輩を一度もシングル昇格させたことがない話とか。*4
晃さんがめっちゃ怒っても、最後は認めてくれる話（ごほうびマルゲリータをおごってくれるやつ）とか。
いっぱいあります。
そんな感じで、私は３人３様に後輩を育成する話がとっても好きなのです。
ね。癒しでもあるけど、がんばって仕事しようって気になるんですよね。
ARIA映画は、原作（もしくはアニメ）をたんまり見た人向け。
最終回で、３人はそれぞれプリマに昇格し。
先輩もそれぞれの道を進むことになるのですが。
今回の映画は、そのそれぞれの後の話なので、はっきり言って、原作を知らない人はさっぱりさっぱり*5な感じだと思います。
アニメを全部見るのは大変なので、マンガを読んでから映画をみれば良いと思います。全12巻ですが、アニメを3期分見るよりは良いかと。naturalは2クール分あるしね。
ざっくり各地の様子など。
【１回目】9月26日、全国公開日。
私は名古屋に行きました。なぜ名古屋なのか、詳しくは経県値マップを見ていただくとして。
初回上映をネットで予約して*6 ついでに前日入りのためホテルも申し込みました。
9:25の回だったので、パンフレットを買うために8時に映画館に行ったのに、ウルトラミラクル長蛇の列でした。
「今から並んでも初回上映には間に合いません」
と、アナウンスされているほど。
私は都会をなめていました。朝７時から並べますとHPに告知されていたのを見てたのに……
初回の上映を優先させ列を離脱。*7
映画を見た後に列が少なくなってないかなとか思ってたのですが。まあ、見事にそんなことはなかったですね。物販は大盛況らしく、初日でパンフは瞬殺。重版がその日のうちに決まっていました。
映画は、開始３分で泣きました。
開始３分というのは、最初のピアノBGMで泣いた、ということです。
だって、リアルタイムでアニメ見たことなかったし。
リアルタイムで見れたということ、それに、映画館のきれいな音でピアノを聞いた*8、しかもアリアの曲……すべてに感極まって、最初から最後まで泣いていました。
映画館から出ても、ぐちゃぐちゃ具合がとまらず。
ハンカチを忘れてきたことを大後悔しました……*9
色紙はもちろんARIAカンパニー。
【２回目】地元でいいやと思ってたのに……
映画館で見たら入場者プレゼントがもらえるため、４
回行くことは決めていました。*10
次は地元で通おうと思って、２週目はスルーしました。10/17の広島まで待とうと思って。
すると。公式HPにて、
「10/17以降に公開する劇場では、１週目はARIAカンパニーと姫屋のランダム、２週目はオレンジぷらねっとと先輩組のランダム配布となります」
と、しれっと記載されており。
「ええっ？ これって、全種類コンプリート無理ってこと？！」
や、無理じゃないとは思うけど、運に任せるってこと
？？
というわけで。
急遽ランダム配布でない劇場に行くことにしました。
JR西日本１日乗り放題きっぷには大変お世話になりました……3000円で都会へ往復可能なんて……通常だと２万円以上かかるところが3000円ですよ。なんて破格な。*11
10月10日。
ちょうど、パンフ重版が入荷されるタイミングということもあり、大阪のなんばパークスシネマへ行きました。
初日ほどではないにしろ、やっぱり泣く。ま、映画のストーリーは知ってるからね。
あと、この日のちょっと前に「あまんちゅ」のアニメ化が情報解禁となり、ENDの後に、あまんちゅのお知らせが入ってました。
色紙はオレンジぷらねっとでした。
あと、映画の後、パンフを読んでやっぱり泣く。
パークスの飲食店の中なのに……やっぱり変な人。
【３回目】やっと地元公開。
10月17日。ようやっと地元公開となりました。
が、映画館のHPに、「１週目はARIAカンパニーのみの配布です」と表示されており。行くのをかなり悩みましたが、行きました。*12
前売り券を買っていたのを、ようやく引き替えて。
（他はHPから予約したので、クレジットカード決済だった）
あと、グッズが残っていたので、クリアファイル２種を買いました。
ちなみに、パンフレットは入荷が遅れていて、午前中行ったときにはまだ届いていませんでした。朝でも買えたことは買えたみたいだけど、引換券をもらってたみたいでした。
先週急遽大阪で入手した私に死角はありませんでした（笑）でも、14時頃には届いたみたいだけど。
３回目でも泣きました。涙腺緩すぎだろ、さとり。
もちろん、この時の色紙はARIAカンパニーでした。あと、この日はついでに実写版「バクマン。」もみました。
【４回目】まさかの大阪2回目遠征（※追記）
10月18日。
例の乗り放題きっぷがこの日で終わり、地元はランダム配布（次週は姫屋よね？）、ということで、先輩組を確実に配布している大阪へ再び遠征。
12時40分の回を予約しているにも関わらず、大阪駅に12時に着く。
…というか、それが始発なの！
がんばりました。web予約してなかったら、間に合ってなかったぜ…
色紙は先輩組ゲット。もちろん、映画中は泣く。
【５回目】地元２週目……まさかの？？
10月24日。
地元２週目だし姫屋が配られるだろうと、何の疑いもなく行ってみると。
「オレンジぷらねっとor先輩組ランダム配布です」
となっており。
「にゃにおうううぅぅぅ？！」
と、藍華ちゃんばりに叫びました。映画館HPにも記載があり。
えっ？ いつの間に姫屋終わったの？？
と、地元のやり方に疑問を覚えざるを得ませんでした……
「えっ？ オレ、今日姫屋もらいに来たのに……」
って。映画館でも私と同じこと言ってる人がいて、やっぱりいつの間にか姫屋は終わっていたもよー。
５回目でもやっぱりやっぱり泣きました。トイレに行って、鏡を見たら。目が真っ赤でした。ハズカシー！
ちなみに、色紙は先輩組でした。引きは良かった。オレンジぷらねっとだったらどうしようかと思った。先輩組好きなので、ダブらせるなら先輩組が良かった。
【６回目、７回目】仕方ないので、別の地域の初回へ行く
もうあと、色紙を集めるためだけに、映画館へ足を運んでいるようなものです。完全に意地ですね。
姫屋、あと姫屋だけあれば、コンプリートなのに……！
10月31日。
この日から開始の、MOVIX倉敷まで行きました。ちなみに、大阪行きよりも交通費がかかっていますが、今回近場・通常切符での移動ということもあり、姫屋がでるまで粘るつもりです。
初日は４回上映ですが、もしランダム配布で姫屋が出なければ泊まって２日目も見るという人海戦術ならぬお金に物を言わせる作戦です……
１回目に間に合うように、始発に乗って行ったら、イオンモール自体が開店してなくて、どこが映画館入口なのかわからずさまよいました……
グッズ列と映画館待ち列とに分かれていましたが、グッズ列は名古屋みたいなこともなく。30人くらいがいたのかな？ ただ、初回までの時間にさばききれず、途中入場した人がいましたが。
色紙ですが、初回はARIAカンパニーのみの配布だったようで。３人目（３匹目？）のアリア社長が……！*13
仕方ないので、２回目の上映を映画館の席からネット予約する。１回目の15分後に２回目スタートだったので、会場で買ってたら間に合わないと思ったのよ……*14
２回目は、姫屋の配布で。*15
私は無事、全種類コンプリートしましたよ。
そうそう。
映画は１回目も２回目もぼろ泣きでした。ほっといてくれ。
映画の泣きポイントについて。。
こうして全６回７回、毎回泣いたさとりでございます。
１回目は最初から最後までぼろぼろ泣きましたが。
なぜこんなに泣いたのか。
以下ネタバレで、感想を書こうと思います。
↑なんばパークスにて、サイン入りポスター！
映画は、
1話…アリシアさんの裏誕生日エピソード
2話…ケットシーとの、最後の出会いエピソード
3話…パンフ原作の新作
となってます。
さて、映画の泣きポイントについてですが。
私が映画で毎回泣くポイントは、
- 晃さんがアリシアさんにプレゼントを投げ渡すところ。
- 何でもない日パーティにアテナ先輩が来れなくて、アリスちゃんが強がってるくせに泣きそうになってるところへ、ルーミスエテルネが聞こえてくるところ
この２点です。
ひとつめは、晃さんとアリシアさんとアテナ先輩の絆。灯里ちゃんたちとは違う立場の３人の時間と友情、というのがポイントです。
社会人のみなさまならおわかりと思いますが。
働いている時点で、自分の自由時間は自分の意志とは別の強制力によって決められてしまう。
そんな中、なんとか時間を作ったのに、それでもすれ違ってしまって。しょんぼりして。
それなのに、奇跡によって報われる瞬間。
協会員の方がいるのにプレゼントを投げてくれる晃さんの漢気。*16
うれしそうなアリシアさんとアテナさんの笑顔。
全部がうるうるしちゃいますね。
あと、アテナ先輩が夕暮れ時にルーミスエテルネを歌う、というのはでっかい反則です。
アニメ版でアリスちゃんが昇格時にカンツォーネを歌うシーンを見て、この歌はアテナ先輩に習ったのかな～とか妄想していたのですが。
アテナ先輩がこれを普段から歌ってることが今回わかって、普段のアリスちゃんとアテナ先輩の師弟関係（歌つながり）が、背景にあるとわかり。
うおおー！！！
やっぱりルーミスエテルネは、アテナ先輩から教わった歌なんやー！
無条件で、あの飛び級昇格のシーンが思い出されてうるうるしちゃうのです。
特に、例の、「アテナ先輩はシングル昇格をさせたことがない伝説」を読んでるので……
もう、全部がごっちゃになって、うっとくるのですよ。
もちろん、アリスちゃんがアテナ先輩大好きすぎて、一番に駆け寄っていくのもうるっとポイント。
そしてこの後、3人の昇格シーンへ続くので、そこで必ず涙腺崩壊です。
あと。パンフレット内のマンガは３話の原作となっているのですが。
パンフレットでもそうだし、映画内でもそうなんだけど。
アリシアさんにとって、ARIAカンパニーでの日々がすっごく素敵で大好きで大事だったことが、「魔法」という一言によく表されている。
スピラーレの歌詞にかかってるのもいい！（←好き）
そして、晃さんとアテナさんが、そんなアリシアさんのことをよく理解しているのが、すっごくかっこいい。
はー。
やっぱり先輩組好き。最高すぎる。
というか、原作がそうだからかもだけど、映画、アリシアさんメインすぎでしょ。幸せすぎる…
というわけで。
好きすぎてARIA the AVVENIREに行きすぎた日記でした。
あー。
ほとんど男の人ばっかりだけど、この映画に来る人って、みんなARIA好きなんだよね……
どっかのブログにも書いてありましたが。
ちょっと話してみたかったよね。男の人は緊張するから、ちょみっといた女の人に（笑）
他のブログを見たら、男女比５対５ってあったけど、私が行ったときは６回７回とも男性比率高かった……９対１とか８対２くらいで男性が多かった……
でも、みんな、終わったあとに、ぐずぐず鼻を鳴らしてるんですよ……大好きなんですよね！！ みんな！！！
最終回後に、公式にお金を使える幸せ……
もちろん、ブルーレイ買います！*17
その前に、稼げるようにならないとだけど！！（笑）
*1：地球化
*3：ただし、藍華ちゃんはアリシアさんラブ。アリシアさんとの出会いがきっかけで、ウンディーネになろうと思ったそう。
*4：これは小説版の話だけど
*5：さっぱり妖精
*6：無職なので、ネット予約開始と同時に申し込みしました。この時は無職で良かったと思った。初回はすぐに売り切れました。
*7：非常階段みたいな狭い廊下にびっちり並んでいたので、酸欠で気分が悪くなったのもあった
*8：鍵盤のたたく音まで聞こえるんですよ
*9：コンビニで買ってきました……
*10：特典はイラスト色紙でした。１週間ごとに種類が変わり、１週目＝ARIAカンパニー、２週目＝姫屋、３週目＝オレンジぷらねっと、４週目＝アリシアさん・晃さん・アテナさんのシングル時代。
*11：ただし、普通列車しか使えないため、始発スタート終電帰りでしたけどね……移動時間12時間！
*12：映画のため、というより、どうしてもほしい他の作家さんのマンガ発売日だったので
*13：色紙配布のおねーさんの手元をみたら、ブルーの色紙しかなかった。
*14：地元には自動販売機があったのに、倉敷には有人カウンターか受取り販売機しかなかった……
*15：色紙配布のお姉さんに一瞬『あれ？ この人1回目もいなかったっけ？』という顔をされましたが、ちゃんと色紙くれました…良かった！
*16：私だったら、絶対に無理！
*17：もし、ブルーレイに今回のエンディング画面が入るなら、アテナ先輩のシングル時代の髪型をおかっぱに直して欲しいです…せっかくシングル→プリマ→その後と意味がある流れなのに…シングル時代の髪が短いの…
